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 日本獣医生命科学大学
母校のあゆみ

日本獣医生命科学大学127年間のあゆみ

私立獣医学校時代〔1881 - 1889〕

明治14年(1881年)9月、小石川音羽の護国寺境内に日本最初の獣医養成機関として「私立獣医学校」陸軍青年獣医師9名によって創設・開校した。日本獣医生命科学大学の起源である。
校舎は、当初護国寺別院の伝通院、次いで観音堂を借用したが、解剖実習が護国寺側の物議を呼び、茗荷谷町の戸田子爵邸に移転した。
明治17年2月に一期生17名、二期生20名、三期生23名、そして四期生16名(合計76名)を送り出した後明治22年3月、創立8年にして一旦閉校となった。修了生の多くは各地の県・郡費生であり、民間の獣医養成機関として初期の目標を達成したといえる。

私立東京獣医学校時代〔1892 - 1902〕

私立東京獣医学校は、旧私立獣医学校の卒業生らによって、明治25年10月に市ヶ谷加賀町に再興された。
明治27年8月に農商務大臣より認可を得、129名を排出した。しかし、各地に獣医学教育機関が整備され、明治35年7月に閉校となった。閉校当時在学中の学生10名は麻布獣医学校に転学した。

私立日本獣医学校時代〔1911 - 1939〕

私立東京獣医学校は、10年の歳月を経て、明治44年に私立日本獣医学校として下目黒の地に復活した。明治45年には私立日本家禽学校を設立、また同年4 月には蹄鉄工科を新たに設置した。
獣医師法の公布実施に伴い、獣医師無試験資格を継続するには専門学校への昇格が不可欠で、施設設備の充実が必要であった。昭和12年4月に目黒の地より現在の地、武蔵野町大字境に全面移転した。
昭和14年3月に私立日本獣医学校として最後の卒業式が執り行われた。本科生1,998名、蹄鉄工科生415名の卒業生を社会に送り出し28年余の歴史に幕を閉じた。

日本高等獣医学校・日本獣医畜産専門学校時代〔1938 - 1952〕

目黒より移転した翌年の昭和13年4月に専門学校へ昇格し、日本高等獣医学校が誕生した。
歴代の獣医学校時代より校風として、質実剛健が不動の伝統的精神であった。専門学校となり更に全教職員こぞって堅実なる学風の樹立につくした。当時の専門学校は、禁酒、禁煙、丸刈頭の励行であった。
太平洋戦争の重大化に伴い、教育の統制が一段と強化された。本学でも時局に即応し重点的教育へ課程を改正、校名も昭和20年1月に日本獣医畜産専門学校と改称した。
昭和22年4月に獣医畜産学科を獣医科および畜産科に分科し、畜産科が新設された。
また、昭和23年に定時制高校の武蔵境高等学校を併設したが、昭和30年度に募集を中止し、昭和42年9月に廃校となった。
戦後、米国教育使節団報告書にもとづき、教育の根本的刷新が行われた。その新学制は六・三・三・四制の学校体制とし、専門学校は大学に昇格するか高等学校に格下とになった。本学は大学昇格を目指し大学昇格運動を展開し、昭和24年2月21日をもって大学の設置が認可され、日本獣医畜産大学として新しいスタートをきることとなった。
日本獣医畜産専門学校は、昭和27年3月に最後の卒業生125名(専攻科生)および78名(第二種研究科生)を送り出した。戦争の混乱期に計2,496名の卒業生を送り出した日本高等獣医学校・日本獣医畜産専門学校は、同年3月31日に学校廃止となった。

日本獣医畜産大学時代〔1949 - 2006〕

本学は、獣医畜産学部に獣医学科と畜産学科を置いた一学部二学科から成り、修業年限は4年とし、昭和24年4月に開学した。また、附属施設として図書館および家畜病院等が置かれた。
私立学校法の制定により私立大学は経営上不利で、本学の運営も逼迫した状況であった。昭和26年3月に財団法人より改組した学校法人日本獣医畜産大学は、理科系綜合大学に発展することを踏まえ、昭和27年4月に学校法人日本医科大学と合併した。

日本獣医畜産大学時代の主な出来事

畜産学科募集停止(昭和31年4月?昭和43年3月)
大学院研究科(修士課程・博士課程)設置(昭和37年4月)
畜産食品工学科設置(昭和42年4月)
第二校舎(現21号棟)竣工(昭和42年10月)
畜産学科再開(昭和43年4月)
図書館(現33号棟)竣工(昭和48年5月)
小野田牧場開場(昭和50年11月)
新校舎(現D棟)建築工事完了(昭和59年7月)
富士アニマルファーム開設(平成4年10月)
富士セミナーハウス開設(平成5年7月)
畜産食品工学科を食品科学科へ名称変更(平成12年4月)
畜産学科を動物科学科へ名称変更(平成13年4月)
獣医畜産学部を獣医学部と応用生命科学部に改組(平成15年4月)
動物保健学別科(2年制)開設(平成15年4月)
付属動物医療センター(現C棟)完成(平成15年6月)
生命科学共同研究施設完成(平成15年8月)
動物保健学別科を廃止し獣医学部獣医保健看護学科を開設(平成17年4月)
大学院獣医生命科学研究科へ名称変更(平成17年4月)
応用生命科学専攻修士課程開設(平成17年4月)

日本獣医生命科学大学時代〔2006 - 〕

平成18年(2006年)4月1日より校名を日本獣医生命科学大学に変更し、新たな挑戦を始めた。
同年12月には待望の新教育施設が完成し、教育環境が整備された。
赤い屋根とガラスブロックが象徴的な2階建ての低層棟は「A棟」、光差し込む窓が多くある4階建ての高層棟は「B棟」と決まった。古(いにしえ)の趣を感じる建造物と新しい建物の調和が妙なる21世紀に相応しいキャンパスへと変貌を遂げた「日本獣医生命科学大学」の誕生です。

「A棟」の1階は福利厚生施設として約200席の食堂と売店、2階にはアリーナ(体育施設兼大講堂)が完備された。
「B棟」の1階は図書館施設と談話室、2階は図書館施設、演習室(1室)、講義室(2室)がある。3・4階には演習室(各1室)と講義室(各6室)がある。
 図書館施設には電子資料閲覧室を始め、学生が自由に使用できるネットワーク環境が整備されている。また、新校舎の講義室は、電子黒板や授業を録音・録画しコンテンツ化する最新のマルチメディア装置が完備されている。

今、地球はBSE・SARS・鳥インフルエンザ等、動物由来の病気が猛威をふるい、今世紀の危機といわれている。本学では、これらの疾病原因の発見と蔓延阻止は獣医学部が、健康な食用動物の生産及び安全食品の供給は応用生命科学部が、それぞれ恒久的なテーマとして担っている。
本学の使命は、地球規模における動物医療への貢献とともに、日本人約1億3000万人のみならず、世界の約65億人に安全な食糧と資源を供給し、健康を確保することにあると考え、動物医療と生命科学の今日的テーマに挑戦し、21世紀に相応しい大学創りをめざしている。



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