会長挨拶

 去る2022年12月17日に開催された代議員会において中條眞二郎会長が勇退され、後任の大役をお引き受けすることになりました左向敏紀(獣医28期生)です。

 中條前会長は、高潔な人柄と見識で18年の長きにわたり同窓会をまとめてこられ、在任中には、130周年事業、140周年事業を遂行されるなど大きな足跡を残されました。微力ながら、お引き受けしましたからには、精一杯その責務を果たすべく努力して参る所存です。

 さて、同窓会の目的は、①会員相互の親睦を深める、②学術の交流を図る、③母校の発展に寄与することが三本柱です。会議の開催がままならない現状で、これらの事業に欠かせないのが、ホームページ、Facebook、インスタグラムなどの活用です。現在、こうした情報手段の整備を進めているところで、その成否が今後の同窓会活動に大きく影響すると考えています。

 ①の基本方針として、支部活動の支援だけでなく、研究室のOB・OG会の活性化、クラブ・サークルのOB・OG会の活性化するための協力体制の構築を進めます。支部活動に対しては、会員名簿の充実、支部からの派遣希望教員への支援を行うことで、より多くの同窓生が集える支部会開催をお手伝いできればと思います。また、同窓生が同窓会に何を望んでいるかお話を伺い、会の運営に反映してゆきたいと思います。

 ②の基本方針として、支部での学術活動を支援する体制を整え、支部主催の勉強会、発表会に大学教員その他が参加することを援助します。また、以前、ブロックごとに開催されていた「学術交流会」(多くの大学教員、地域の先生との学術交流、会員相互親睦を行っていた)を開催できればと思います。

 これからの同窓会活動は、親睦だけでなく母校に対して、積極的な活動が求められるようになってきました。
③母校の発展に寄与する点は、同窓会の最大の目的でもありますので、大学活動、学生援助、教員の研究活動への援助資金の確保を目指します。そのためにも、会費徴収率の向上、定常的寄付活動等が必要と考えられます。
また、同窓生の培った知識を大学の発展に役立てるため、大学の要望に併せて皆さんの知識をお借りする場面もあるかと思います。

 同窓生の知力、ネットワークを発揮しようではありませんか。財力・知力のご協力お願いします。「大学同窓会の強い絆」を形成して母校の発展に貢献して行きたいと考えています。これらの活動についてスピード感をもって進めて行くために、ホームページやFacebookの登録をしていただくことを期待しています。新たな体制で船出を迎えることとなりました。更なる同窓会と母校の発展に役員一同努めてまいりますので、ご指導ご鞭撻のほどよろしくお願い申し上げます。

会長 左向 敏紀